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作成日：2007年12月12日_記事番号：T00004303
華山産物保険、増資に暗雲
財務状況が悪化している華山産物保険をめぐり、増資引き受けを検討していた英系保険会社が投資金額を減額することを決め、年内に増資を完了できるか微妙な状況となっている。12日付経済日報が伝えた。
増資引き受けを表明していた英系保険会社は先週、アジアへの投資ペースが速すぎるとの判断や米サブプライムローン問題による影響を受け、華山産険への投資金額を当初計画の4,000万米ドルから2,000万米ドルへと減額した。
行政院金融監督管理委員会（金管会）は、華山産険に対し、年内に増資を完了するように求めていた。関係筋によると、外資導入額が不足する場合には、大株主の林家一族が追加出資を行い、英系資本と共同経営を行うことに前向きの姿勢を見せているという。
華山産険の林明洋董事長代理は11日、「出資構成をめぐり増資手続きに問題が生じているが、英系保険会社の投資比率が低下するわけではない」と強調した。
金管会は「年末まで時間があり、まだ希望を捨てていない」とした上で、期限内に増資ができない場合には、公的管理への移行もあり得るとした。
