ニュース 商業・サービス 作成日:2013年4月15日_記事番号:T00043092
全土の飲料スタンドの約4分の1で使用されている発泡スチロール製カップについて環境保護署(環保署)は、▽高温下で発がん性物質が溶け出す▽分解されにくく環境・海洋汚染につながる──などを理由に今年末で全面禁止に踏み切ることを検討している。15日付蘋果日報が報じた。
台南市が今月から、地方自治体としては台湾で初めて商店での発泡スチロールカップの全面使用禁止を実施。環保署もこれに支持を表明しており、飲料スタンドチェーンに対し、年末にも「廃棄物清理法」第21条に基づき発泡スチロールカップの使用禁止を通達する見通しだ。違反者には1件当たり1,200〜6,000台湾元(約3,900〜2万円)の罰金が科されることになる。
なお環保署の統計によると、飲料スタンドにおけるテイクアウト用カップは年間約15億個使用されており、そのうち環境に負担が大きいとされる発泡スチロール製が2億個、ポリプロピレン(PP)製も年間3億個が消費され、残りは比較的リサイクルが容易な紙製やポリ乳酸(PLA)製が占める。
環保署は発泡スチロール製に続き、PP製カップの使用禁止も検討しているが、実施時期は未定だ。
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