ニュース 社会 作成日:2013年4月26日_記事番号:T00043313
台湾で「MSN」の通称で親しまれてきたマイクロソフト(MS)のインスタントメッセンジャー、「Windows Live メッセンジャー」が25日、サービスを終了した。14年前にスタートしたMSNの台湾における人気は高く、同サービスを通じて家族や友人とのコミュニケーションを楽しんできたユーザーも多かった。このため同日、フェイスブックなどに追悼メッセージを書き込むMSNファンも多く見られた。
ぎりぎりまでMSNを使用し、25日になってSkypeへ移行するユーザーが多かったため同日、Skypeに登録できない、通信が途切れるなどのトラブルが発生した(25日=中央社)
全世界で愛用された Windows Liveメッセンジャーは、1999年に「MSNメッセンジャー」の名称で登場。その後、バージョン8から現在の名称に変更された。ところがマイクロソフトは昨年末、2011年に買収したスカイプ社のインターネット電話サービス「Skype」にMSNを統合すると発表した。
これにより、MSNは4月8日以降、言語別にSkypeへの統合を進め、ついに25日、台湾でも正式にサービスを終了した。
同サービスの愛用者の中には、毎日コンピューターを起動すると同時に、MSNを立ち上げるという人も多かったようで、この日、実際にログインすることができないという状況に直面してセンチメンタルになったのか、フェイスブックに「青春が去ってしまった」などといった惜別コメントも寄せられた。
一方、強制的にサービスを終了するマイクロソフトのやり方に「乱暴過ぎる」と批判する声もあり、中には「Skypeは使わない」と言い張るユーザーも見受けられる。しかし、こうしたユーザーに対し、「棺桶を見なければ涙を流せないのか」などと諦めるよう進言する声がかけられている。
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