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CPCの資源獲得、中国大手3社と提携拡大


ニュース 石油・化学 作成日:2013年4月29日_記事番号:T00043358

CPCの資源獲得、中国大手3社と提携拡大

 台湾中油(CPC)は近年、中国の石化大手3社、中国石油天然気集団(CNPC、中石油)、中国海洋石油(CNOOC、中海油)、中国石油化工集団(シノペック、中石化)と、海外調査、触媒調達など幅広く協力を進めている。29日付工商時報が報じた。

 中石油とは、エクアドルの鉱区開発に続き、3月末にニジェールでの調査、オマーンの原油、西アフリカの低硫黄原油の長期供給の契約を結んだ。今後、中国福建省などに合弁でガソリンスタンドを200カ所に設置し、ダブルブランドで販売する計画もある。

 中海油との協力は、台湾の海域での共同研究やコンゴの鉱区開発がある。

 シノペックとは、エクアドル、豪州での鉱区開発や触媒調達、原油、石化製品の輸送などで協力している。3月初旬にはミャンマーでの鉱区開発でも契約を結んだ。

 CPCは現在、世界22の鉱区で調査を進めており、インドネシア、米大陸、豪州、アフリカ、中央アジアで提携の可能性がある。これにより、同社のエネルギー自給率を現在の3%から2019年には10%とする目標だ。