ニュース 医薬 作成日:2013年5月17日_記事番号:T00043705
漢方薬の材料として高値で取引される冬虫夏草は、乱獲などにより採集量が減り市場価格が急騰している。そんな中、中国と台湾企業が共同で養殖の研究を進めて成果を挙げており、昨年末に養殖技術に関する特許(有効期間20年)を取得した。17日付経済日報が報じた。
冬虫夏草の養殖を進める中国企業、藏宝虫草生技(成都市)の李賢治総経理によると、昆虫の幼虫に寄生する植物は世界で約500種類存在するが、冬虫夏草と呼ばれるのは冬虫夏草菌がコウモリガの幼虫に寄生したものだけを指し、四川省、チベット自治区、青海省など中国西部の海抜3,000〜5,000メートルの高山エリアに生育するという。
現在、養殖の成功率は20%程度だが、野生の冬虫夏草を採集するのに比べコストは約30%に低減できるほか、薬効が最も高い時期に収穫できる、他の菌に感染するリスクを避けられるなどといったメリットがある。
今後、養殖の成功率がさらに上昇すれば、コストをさらに低減することができ、現在、同事業に投資する台湾の生達化学製薬(スタンダード・ケム&ファーム)は、台湾でも試験的に養殖を開始している。
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