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謝候補、「中国は台湾民意を正視すべき」


ニュース 政治 作成日:2007年12月17日_記事番号:T00004378

謝候補、「中国は台湾民意を正視すべき」

 
 日本を訪問中の民進党総統選候補、謝長廷氏は16日夜、留学時代の母校である京都大学で「台日関係強化の道」と題して講演を行った。講演の中で謝氏は、「(2000年に)民進党が政権を取って以降、台湾人意識が高まり、来年自分が当選すれば中国は、台湾を主体とする民意を正視せざるを得なくなるだろう」と語った。

 台湾の政治家としては初めてとなった同大学での講演は、中国の干渉による影響で直前になって決定した。約300人が来場した会場に空席はなく、講演はすべて日本語で行われた。

 謝氏は、民主政治に対する啓蒙を受けたのは京都であり、特に留学時代に知った明治維新は、自身の政治理念である「台湾維新」が形成される土台となったと語った。

 日台関係強化については、米国の「台湾関係法」のような法律の制定を日本に求め、台湾の総統やその他の政治指導者が、少なくともトランジットで日本を訪問できるようにすべきだと持論を語った。
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関西空港に到着した謝長廷候補(右)。歓迎の幼稚園児たちに「頑張って」とあいさつされ、相好を崩す(16日=中央社)