ニュース 社会 作成日:2013年5月29日_記事番号:T00043904
台北市の天母球場内にこのほど、台湾で初めての常設の土俵が設置され、27日に土俵開きが行われると同時に、大相撲の現役力士が日本から招かれ、真新しい土俵で稽古を披露した。なおこの土俵は相撲の普及のため、一般市民の練習用に開放される。
入間川部屋の力士たちの稽古風景。今後台湾からも多くの力士が誕生することを期待したい(和泰興業リリースより)
この土俵は台湾で力士のキャラクター「横綱宝宝(よこちゃん)」をマスコットに採用している、ダイキン工業の台湾総代理店、和泰興業が費用を負担して設置された。
和泰興業の蘇一仲董事長は「横綱は『日本一』を意味すると同時に、観衆に最高レベルの取組を見せるため心技体のたゆまぬ研鑽を積む力士の姿はダイキンの企業文化に通じるところがある」と強調。今回の土俵寄贈を決めた背景を説明した。
なお、台湾から大相撲入りし「栃ノ華」のしこ名で十両まで昇進した元力士、劉朝恵さんが理事長を務める中華民国相撲協会はこの日、入間川部屋から十両の磋牙司など現役力士6人を招へい。立ち会い稽古などを披露するとともに、選抜大会に出場する台湾代表選手たちを指導した。
同じく台湾出身の元力士として「栄華山」のしこ名で幕下32枚目まで進んだ曽志民さんは現在、台湾代表チームの監督を務めているが、「台湾にはこれまで練習や活躍の場が少なかった」と語る。
しかし来年には、高雄市で世界相撲選手権大会が開かれる。今回の本格的な土俵の設置が台湾選手の活躍を後押し、相撲がより多くの人に親しまれるようになればと願う。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722