ニュース 運輸 作成日:2013年5月29日_記事番号:T00043906
遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)で先月相次いだ運航トラブルなどを受け、交通部民用航空局(民航局)はこのほど、同社の業務拡張には無理があると判断し、中台間のチャーター便運航を6月から毎月5便に制限することを決めた。また、来年は中台間の新規路線、増便の割り当てを受けられないことになった。29日付聯合報が伝えた。
遠東航空は現在、中国の太原、南寧、石家荘、合肥、貴陽、蘭州、銀川、成都、南寧、海口への定期路線を週24便運航しているほか、武漢、長沙、アモイなどにチャーター便を毎月10便以上運航している。乗客は中国人観光客が中心となっている。
遠東航空の決定は、同社の航空機で先月、4日連続で運航トラブルが起きたことに加え、貴陽便の旅客機が中国上空でひょうに遭い、操縦席のガラスに亀裂が入ったにもかかわらず、飛行を続けたことなどを重くみた措置だ。
民用航空局がこのほど、李万里副局長を中心に遠東航空に対する調査を実施したところ、同社では専門職の離職が多く、現状では業務拡張に対応できないとの判断が下された。このほか、2年前の運航再開からこれまでに飛行中のエンジントラブルが4件起きたことも処分の一因となった。
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