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亜力山大の中国事業、ケルティに売却


ニュース 商業・サービス 作成日:2007年12月17日_記事番号:T00004394

亜力山大の中国事業、ケルティに売却

 
 経営破たんしたフィットネスクラブ大手、亜力山大健康休閒倶楽部(アレキサンダー)の唐雅君董事長は15日、同社の中国事業を今年10月時点で台湾系直販大手の克テイ国際集団(ケルティ・グループ、テイは糸へんに是)に売却したことを明らかにした。16日付工商時報が伝えた。

 亜力山大は中国で7店舗を運営している。唐董事長は「亜力山大の処理原則は整理と分割だが、中国事業は既に分離が完了している。台湾に新資金を注入し、台湾事業を守るためだった。しかし、李永華氏の詐欺投資で計画全体に問題が生じた」と主張した。

 克テイ国際の陳武剛総裁も亜力山大の中国事業を700万~800万台湾元(2,445万~
2,794万円)で買収し、自らが亜力山大の中国法人董事長に就任したことを認めた。陳総裁は亜力山大の中国への資金逃避疑惑をめぐり、15日に検察の取り調べを受け、買収経緯などを説明した。

 亜力山大は台湾の店舗網(16カ所)についても、台北周辺とそれ以外に分割して売却を進める意向で、克テイ国際が中国事業に続き、台北周辺の店舗網も引き継ぐ方向で検討が進んでいる。台北以外の店舗については、4カ所の事業譲渡先が決まっているという。