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天母商圏で倒産ラッシュ、駐車場不足が原因か


ニュース 建設 作成日:2007年12月17日_記事番号:T00004399

天母商圏で倒産ラッシュ、駐車場不足が原因か


 台北市の高級住宅街、天母地区で駐車場不足が深刻化し、商店などの倒産ラッシュが起きている。不動産業者によると、同地区の店舗空室率は昨年の8%から今年は20%に上昇しているという。

 民進党の呉思瑶台北市議は14日、台北市立体育学院の校舎建設のために天母運動公園の駐車スペース350台分が失われ、天母を訪れる観光客の足が遠のき商売に影響していると指摘。

 雑誌「天母合衆国」が天母東路、忠誠路、中山北路6・7段、士東路の商店やレストランを対象に行ったアンケート調査によると、有効回答127件のうち、7割が「過去12カ月で売上高が顕著に落ちた」、6割が「天母運動公園の駐車場がなくなってから売上高が大きく落ちた」と答えている。赤字経営を余儀なくされ、撤退する店も多いようだ。

 同学院は現在110台分の駐車スペースを開放しており、来年工事完成後は計300台が駐車できる予定。しかし、校舎建設は環境アセスメントをクリアしておらず、目下工事は中断中だ。