ニュース 政治 作成日:2013年6月14日_記事番号:T00044193
国民党の呉伯雄名誉主席は13日、中国の習近平国家主席と北京で会談し、中台間の「1992年の共通認識(92共識)」の堅持と台湾独立反対の立場を改めて表明した上で、中台はいずれも「一つの中国の枠組み(中国語・一個中国架構)」で中台関係を定義しており、国と国の関係ではないと指摘した。14日付聯合報が伝えた。

呉名誉主席(左)は会談後の記者会見で「条件が成熟すれば馬総統と習主席によるトップ会談の可能性も否定できない」と発言し、注目を浴びた(13日=中央社)
国民党が「一つの中国の枠組み」という表現で中台関係を定義し、中国側に表明したのは初めて。中国共産党は昨年の第18回党大会の政治報告で「一つの中国の枠組み」(中国語・一個中国框架)を台湾政策の柱に位置づけており、呉名誉主席は今回中国語の似た表現で応じた格好だ。
習主席は呉名誉主席の発言について「今後の両岸(中台)関係の持続的発展に利益をもたらす」と述べた。
呉名誉主席はまた「台湾は地域の経済統合に参加できないことに危機感を抱いている」と述べ、中国主導の東アジア地域包括的経済連携(RCEP)への参加意向を表明した。
RCEPは、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの6カ国を含めた計16カ国で自由貿易協定(FTA)を目指す構想で、米国主導の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に対向する色彩が濃い。
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