ニュース 政治 作成日:2013年6月17日_記事番号:T00044221
中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)の俞正声主席は16日、中国・福建省アモイ市で開かれた「第5回海峡フォーラム」で、台湾独立を過去に主張していた人物であっても、中台の関係改善に向けた意欲を持っていれば、中国訪問を歓迎する意向を示した。17日付聯合報などが伝えた。

俞主席は「中国政府は今後も台湾一般市民の利益となる政策を実施していく」と強調した(16日=中央社)
俞主席は「大陸(中国)は台湾の民衆の大陸に対する誤解を解くため十分な忍耐心がある。大陸を知ってもらい、障壁を取り除いていきたい」と表明。その上で「かつて台湾独立を支持、主張した人物であっても、両岸(中台)関係を改善、発展させる意欲があれば、中国を訪れ見て歩くことを歓迎したい」とメッセージを発した。
俞主席の発言は、台湾の野党・民進党で、現実的な対中関係を目指すべきとの意見が高まっていることを踏まえ、野党勢力の一部を取り込むことを狙ったものとみられる。
これに対し、民進党中国事務部の洪財隆主任は「俞主席の発言は柔軟性を高めたように見えるが、(台湾独立に断固反対するなど)前提と結果を設けたもので、遅れた考えだ。発言は依然として野党勢力の切り崩しを狙った口調であり、誠実な交流態度ではないため大した意義はない」と切り捨てた。
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