ニュース 社会 作成日:2013年6月18日_記事番号:T00044246
台北市信義区から南港区へと続く街路、「福徳街」に面したエリアの住民が、道路名を「信義路7段」に変更を求める署名活動を行っている。変更を希望する動機としては、台湾でも有数の繁華街である「信義路沿い」ということになれば不動産価値の上昇が期待できるというのが最大の理由で、一部エリアでは既に住民の9割が署名に同意しているという。
署名運動の発起人となっている信義区松隆里の黄俊龍里長は、「年末に予定される都市交通システム(MRT)信義線の開通後はこのエリアを訪れる人が増えると予想され、そもそも信義路の延長線上にある福徳街は名称を変更した方が覚えやすい」と主張。その上で「不動産価値にもプラス効果が期待できる」と付け加えた。
しかし、住民にとっては当然、後者の方がより重要で、ある里長は「道路名を変更すれば住宅価値が上がると言えばほとんどの住民が署名する」と語る。
実際、福徳街周辺の不動産業者も「信義路に変更すれば、不動産価格は少なくとも1割上昇する」とお墨付きを与えている。
台北市民政局の江慶輝・主任秘書によると、一昨年に改正された道路名変更に関する条例では、当該エリア住民の5分の1が同意すれば戸政事務所に調査を申請でき、さらに4分の3以上が同意すれば名称変更が認められるという。
道路名が変われば当然、住所も変わり、身分証などを更新しなければならないため、地域住民の熱意が実現を大きく左右することになる。そして今回は「不動産価値が上がる」という大きなメリットがあることから順調に実現しそうな勢いだ。
とは言え、これが認められれば「信義路」がどんどん延長されていくことにならないだろうか。
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