ニュース 電子 作成日:2013年6月20日_記事番号:T00044315
ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は19日、アジアの半導体メーカーを対象に上限3億米ドルで出資または買収を行う計画を董事会で決議した。UMCはここ数カ月8インチウエハーと65ナノメートル製造プロセス製品の生産能力が逼迫(ひっぱく)しており、新規生産量の確保が当面の目的とみられる。また、成熟プロセス市場で台湾積体電路製造(TSMC)を追い抜く狙いもあると観測されている。20日付経済日報などが報じた。

投資計画は、洪嘉聡董事長が急きょ提出し決議された。劉啓東財務長は、具体的な対象は決めていないが、8インチまたは12インチウエハーの生産ラインを保有しているかに関わらず、条件に合う企業があれば接触を図ると語った。
GFなどが候補
経済日報は投資先について、グローバルファウンドリーズ(GF)や中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)、上海華虹NEC電子が候補に挙がっているとの市場観測を伝えた。一方、日本の半導体メーカーが競争力の低下から工場売却の意向を示しているものの、UMCは昨年日本子会社を清算したばかりのため、日本企業の可能性は低いと指摘した。
工商時報は、マレーシアのファウンドリー、シルテラの可能性が高いとの業界アナリストの観測を報じた。シルテラは月産能力が8インチウエハーで4万枚で、0.13マイクロプロセスに対応。液晶ディスプレイ(LCD)駆動IC、電源管理IC、CMOSイメージセンサーなどを主に生産している。台湾半導体業界との人脈も濃い。証券会社はシルテラであれば投資額はそれほどかからずに生産拡大を図れるとの見方を示した。
TSMCとは別路線
UMCの今年の設備投資額は15億米ドルでTSMCの100億米ドルの6分の1以下にすぎない。先進プロセスでは先日、TSMCの量産に追い付く狙いで米IBMと10ナノCMOS製造プロセスを共同開発すると発表したが、生産規模が小さいUMCは、多角化を進めて柔軟性に競争力を高めるなど、TSMCとは別の道を歩んでいる。
観測では、超高解像度4K2Kパネル搭載テレビは駆動IC使用量が倍増していることに加え、アップルが発売するとみられる腕時計型端末「iWatch」やグーグルが開発中の眼鏡型端末「グーグル・グラス(Google Glass)」などのウェアラブル(装着型)スマートデバイスは、0.18マイクロメートルから65ナノメートルまでの少なくとも10種以上のICチップ需要がある。これらICチップは成熟プロセスでの新規需要に当たり、UMCは同市場でTSMCを抜き去ることを企図しているとみられる。
【表】
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722