ニュース 電子 作成日:2013年6月21日_記事番号:T00044340
デジタルカメラなど光学機器メーカー、亜洲光学(アジア・オプティカル)の頼以仁董事長は20日、密着イメージセンサー(CIS)世界2位の傘下企業、亜泰影像科技(Atii)が3Dプリンター市場に参入することを明らかにした。CIS技術を応用した光学エンジンを開発し、既に顧客にサンプルを送付している。今後需要が高まるとみられる3Dプリンターの、部品サプライヤーとしての地位を固めたい考えだ。21日付工商時報などが報じた。

頼董事長は亜洲光学については、下半期に黒字転換が見込めると語った(20日=中央社)
3Dデータを設計図として立体物を造形する3Dプリンターは製造業に革命をもたらすとして注目を集めており、米国ではオバマ大統領が今年2月の一般教書演説で取り上げるなど、国を挙げて普及に取り組む構えを見せている。なお、精密機器設備メーカーの均豪精密工業(ギャラント・プレシジョン・マシニング、GPM)も同日、3Dプリンター設備への参入を表明している。
亜泰のCIS技術は、コピーしたい立体物の3Dデータを作成する際の3Dスキャナーに応用が可能で、今後同社の業績に大きく貢献する見通しだ。頼董事長は、3Dプリンター完成品への参入については「事業展開は難しい」との見方で、部品供給に専念する考えを示した。
2年でCIS世界首位へ
CIS技術は現在、3Dプリンター以外にも指紋認証やセキュリティシステムなどの分野に使用されるなど、応用範囲が拡大している。
一方、CIS産業は主要供給先のプリンター複合機(MFP)市場が縮小傾向にあることから撤退メーカーが相次いでいる。そのため、残った少数メーカーに受注が集中し、値下げ競争に陥ることなく一定の利益を確保できている。亜泰はMFPを手掛けるメーカー上位5社のうち、自社生産しているキヤノンを除く4社から受注を獲得しており、1株当たり利益(EPS)は2010年から3年連続で3台湾元を超え、12年は3.65元(約11.7円)と過去最高を更新した。今年は設備稼働率を高めて年産能力を昨年の2,300万セットから2,500万セットに引き上げる計画で、さらなる業績向上を目指す。2年以内に世界最大のCISメーカーに踊り出たい考えだ。
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