ニュース 社会 作成日:2013年6月24日_記事番号:T00044343
幽霊や怪奇現象を信じない者であっても、かつて自殺や殺人事件の現場となった「いわく付き」不動産物件を購入するのはためらうもの。しかし人間には「時がたてば忘れる」習性もあるため、このほど蘋果日報が過去に残酷な殺人事件が発生した「4大凶宅」を調査したところ、7年で価格が5倍に上昇した物件も存在することが分かった。
蘋果日報が選んだ「台湾4大凶宅」とは、▽1998年に息子が友人6人と共謀して両親を殺害した新北市の住宅▽2001年に一家5人が心中したとされる彰化県の豪邸▽03年に男2人が女性を殺し、遺体を切断した上で食べるという猟奇的な事件が発生した台中市のバイク店▽06年に夫婦が自分の子供5人を殺害した花蓮の住宅──。
このうち彰化県の豪邸は7年前に引退した医師が相場より約3割安い1,100万台湾元(約3,600万円)で購入。その後、この医師はおびえる地元住民の気持ちを和らげようと、敷地内で盛大なパーティーやモデルを集めた撮影会などにぎやかなイベントを開催した。こうした努力に加え、中部科学工業園区(中科)建設予定地に含まれるとあって不動産業者は「今の価格は3,600万〜5,000万元」と査定する。
また台中市のバイク店は、ある漢方医が買い取り、診療所に改築した。同診療所の患者は「事件のことは覚えているが、医者の腕がいいから長く通っている」とあまり気にしていないようだ。
新北市の住宅も昨年、建設会社が購入し宿舎として利用しているが、ここに住む従業員は「ぐっすり眠れるよ」と意に介さない。
不動産仲介業者、ERA不動産の楊淑娟経理によると、最近では凶宅を気にしない消費者も増えており、こうした物件ばかりを狙う投資家専門の『凶宅市場』も存在するという。凶宅物件は、購入後3〜5年で売却するのが秘訣(ひけつ)だそうだ。
とは言え、こうやって再びメディアに取り上げられ、記憶が呼び覚まされるのは所有者にとって迷惑な話だろう。実際、台中の凶宅で診療所を開いた医師は「昔のことを蒸し返さないでほしい」と語っている。
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