ニュース 電子 作成日:2013年6月25日_記事番号:T00044390
IC設計の聯発科技(メディアテック)は、第3世代(3G)移動通信規格の携帯電話端末向けチップの値下げ競争が激化していることに加え、第4世代(4G)移動通信規格のチップでは、ライバルのクアルコムに苦戦する状況が続いており、業績に先行き不透明感が漂っている。25日付電子時報が伝えた。
市場ではメディアテックの第3四半期の売上高が前期比20%の伸びを示すとの楽観論もあったが、同社幹部が「売り上げの伸びは数%にとどまる」と苦境を認め、同社株価は24日、5カ月ぶりの安値水準まで急落した。
業界関係者によると、メディアテックは過去1年半、四半期ごとに新型チップを投入したほか、性能がアップしても値上げしない戦略で、中国のスマートフォン向けチップ市場で50%を超えるシェアを獲得した。
ところが今年に入ってクアルコムが反撃に転じ、第3四半期に向けて大幅な先行値上げを行ったため、メディアテックのクアッドコアの新製品「MT6572」、「MT6582」、「MT8135」は発売前から値下げを余儀なくされている。このため、メディアテックの第3四半期の売上高や粗利益率に影響が懸念されている。
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