ニュース 社会 作成日:2013年6月27日_記事番号:T00044424
最近の研究によると、警察官は一般人に比べ、薄毛になるリスクが2.23倍高いことが明らかとなった。炎天下での勤務が多いことが原因とみられ、研究結果を受けて内政部警政署は「来年以降、警察官の帽子の材質を選択する際の参考とする」と表明した。
研究に参加した台湾大学流行病学・予防医学研究所の陳秀熙教授によると、薄毛には男性ホルモンを原因とする「男性型脱毛症」や、ストレスや自己免疫反応などが原因とされる「円形脱毛症」など幾つかの種類があるが、今回の研究は世界で初めて警察官の男性型脱毛症を調査したものだという。
基隆市の警察官758人と一般市民740人を対象に調査を行った結果、遺伝的要因を排除した場合の警察官の「薄毛リスク」は一般人の2倍以上に上ることが判明した。
また研究では、▽日光にさらされる▽喫煙▽飲酒──といった男性型脱毛症の原因となる可能性のある要素を網羅的に調査した結果、1週間に16時間以上日光にさらされる警察官は、そうでない人に比べ薄毛リスクが87%高いという結果となり、紫外線と薄毛に相関性があることが証明されたという。
この結果について皮膚科の専門医は、これまで男性型脱毛症の遺伝子に主要原因があると考えられていたが、長時間日光にさらされることで皮膚細胞に炎症が起き、毛根がダメージを受け、抜け毛が早まることが分かったと指摘している。
また別の医師は、帽子をかぶったとしても紫外線を防止できる素材を使用したものでなければ、毛根へのダメージを防ぐことはできず、頭皮が蒸し風呂状態となって抜け毛抑制効果は期待できないと指摘。日差しが強い日には紫外線防止効果のある、通気性の良い帽子をかぶるよう助言している。
このほか蘋果日報は、▽運動▽夜更かしを減らす▽禁煙▽ストレス軽減▽頭髪を清潔に保つ▽脂肪分の摂取を控えコレステロールを下げる──などの薄毛防止策を挙げ、その上で異常に毛が抜けると感じた場合は医師に相談するよう提言している。
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