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ASEの設備投資、3年で30億ドル


ニュース 電子 作成日:2013年6月27日_記事番号:T00044440

ASEの設備投資、3年で30億ドル

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)の董宏思財務長(CFO)は26日の株主総会終了後、今後3年は毎年平均10億米ドルを設備投資と研究開発(R&D)に投じると述べた。

 27日付経済日報によると、7割は台湾での追加投資で、顧客の台湾積体電路製造(TSMC)の先進プロセス生産能力拡充に応じるものだ。高雄市と桃園県中レキ市(レキは土へんに歴)のハイエンド生産能力を増強する。海外では工場新設や企業買収を同時に進める。

 呉田玉営運長(COO)は、3年前から銅を使ったワイヤボンディングを推進し、今年第1四半期に売上高が金ワイヤボンディングを上回ったと述べた。アジア・太平洋の顧客を売上高で超えた欧米の顧客はIDM(垂直統合型の半導体メーカー)大手が中心で、IDMの銅ワイヤボンディング採用は30~35%にすぎず、IC設計の75%を下回ると指摘。今後、IDMの発注拡大に伴い、銅ワイヤボンディングでリードする同社は成長の余地が大きいと述べた。