ニュース 電子 作成日:2013年6月27日_記事番号:T00044441
モルガン・スタンレー証券の予測によると、ファウンドリーの過去2年の需要は製造プロセス28ナノメートルがけん引してきたが、今後2年は40ナノプロセスの需要が高まり、40ナノに注力する聯華電子(UMC)、中芯国際集成電路製造(SMIC)が2014年は売上成長率で台湾積体電路製造(TSMC)を上回る見通しだ。27日付工商時報が報じた。
14年売上高予測は、▽TSMC、6,731億台湾元(約2兆2,000億円、前年比10%増)▽UMC、1,516億元(同16%増)▽SMIC、23億米ドル(同12%増)──。
同社は40ナノ需要増の理由として、モバイル端末用にWi−Fi新規格「802.11ac」、ブルートゥース、FM、全地球測位システム(GPS)の機能を統合したチップは難易度が高く、今後12~18カ月は28ナノプロセスの採用が困難なことを挙げた。また、802.11acはサイズが従来の802.11cより3~4割大きく、ファウンドリーの需要も同様に増えると指摘した。
この他、新興市場でスマートフォンやタブレット型パソコンの需要が強いが、28ナノのチップ採用は進んでいないことを挙げた。
40ナノは過去数年の投資規模が大きくなく、年末時点の供給量は65ナノより25%、28ナノより5%少ないと予測している。
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