ニュース 電子 作成日:2013年6月27日_記事番号:T00044442
半導体業界では、米アップルがスマートフォンやタブレット型パソコンに内蔵する次世代アプリケーション・プロセッサー「A9」の生産委託先を再検討しているとの情報が流れており、既に「A8」を受注している台湾積体電路製造(TSMC)も安穏とはしていられない状況だ。27日付経済日報が伝えた。
アップルはスマートフォンで競合関係にあるサムスン電子への発注をカットしてきた経緯があり、TSMCは事実上アップル向けに開発した20ナノメートル製造プロセスでA8を受注した。
ただ、アップルはプロセッサーの世代交代ごとに委託先を再検討するのが慣行で、16ナノまたは14ナノプロセスが採用される次世代のA9に関しては、アップルがサムスン電子への委託再開も視野に入れている可能性が指摘されている。
半導体業界では最近、TSMCがアップルと3年間の長期契約を結んだとの情報が流れた。契約には20、16、10ナノの各製造プロセスによる受託生産が含まれるとされるが、アップルが開発途上の製造プロセスも含めた形で長期契約を結んだとは考えにくいと懐疑的な見方も出ている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722