ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

各地で猛暑、消費電力が今年最高に


ニュース 公益 作成日:2013年6月28日_記事番号:T00044451

各地で猛暑、消費電力が今年最高に

 台東県大武郷で気温37.4度を記録するなど台湾各地で今年一番の猛暑となった27日、全土でクーラーの使用が増えたことから、台湾電力(台電)では同日午後1時51分、消費電力が今年最高となる3,279万キロワット(kW)に達した。28日付工商時報などが報じた。

 なお台電は、電力供給の余裕度を示す供給予備率が当時、10.3%まで落ち込んだと説明。同数値は一般に6%を切ると大規模停電の危険性が高まるとされ、同社は通常、夏季は15%以上、夏季以外は20%以上の供給予備率を確保している。

 台電は供給予備率の低下について、第1原子力発電所(新北市石門区)1号機と台中火力発電所の第9号機、大潭火力発電所(桃園県)で大規模な年次補修を行っていたほか、昨年、大林発電所(高雄市小港区)の発電機2基が退役となったことで発電量が減っていたためと説明した。今年は供給予備率を通年で17.9%を確保できるとしている。

 なお中央気象局によると、新竹観測所で6月の平均気温(27日時点)が28.7度と過去最高を更新、台北、台南、高雄で歴代2位を記録するなど、今夏は全土的に気温が高くなっているという。