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コンパル総経理、Xbox受注狙い訪米か


ニュース 家電 作成日:2013年6月28日_記事番号:T00044465

コンパル総経理、Xbox受注狙い訪米か

 28日付電子時報によると、電子製品ODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカー、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の陳瑞聡総経理はこのほど、マイクロソフト(MS)の家庭用ゲーム機「Xbox」の組み立てを受注する目的で米国のMS本社を訪問したとの観測が出ている。コンパルは売上高の80%以上を占めるノートパソコン事業が低迷する中、新たな成長のけん引役として「Xbox」の受注を目指しているようだ。ただ、観測に対しコンパルは明確な回答を避けている。

 業界関係者によると、年間出荷量が900万〜1,000万台に上るとされるMSの最新ゲーム機「Xbox One」の受託生産は現在、シンガポールのEMS(電子機器受託生産サービス)大手、フレクストロニクス・インターナショナルが70%、鴻海科技集団(フォックスコン)が30%を手掛けている。ゲーム機の組み立てはノートPCに比べて容易なため、受託価格は顧客との関係によって決定する要素が強いという。

 フレクストロニクスと鴻海は、Xboxに部品供給も行うなどMSと密接な関係を築いており、コンパルが受注を獲得するためにはより魅力的な受注価格を提示する必要があると同関係者は指摘している。