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100M光ネットカバー率、100%目標達成に暗雲【表】


ニュース 電子 作成日:2013年6月28日_記事番号:T00044467

100M光ネットカバー率、100%目標達成に暗雲【表】

 光ファイバーを使った100メガビット毎秒(Mbps)を超える超高速インターネットのカバー率を年内に100%に引き上げることを目指し、行政院数位匯流(デジタル・コンバージェンス)専案小組(プロジェクト小委員会)、交通部、国家通信伝播委員会(NCC)が7月5日、宣誓式を開催する。しかしネットユーザーの間で100Mbpsサービスに対する需要が低いことや、マンションなどに光ネットを導入する際に建物内にネットワークを引き込む必要があるが、1世帯当たり6,000〜8,000台湾元(約2万〜2万6,000円)の費用がかかることから、建設業者などの導入意欲は低く、目標達成が危ぶまれている。28日付工商時報が報じた。

 こうした中、光ネット網の整備を進める中華電信は、NCCに対し、新たな建設計画については強制的にネットワーク導入を義務付けるよう協力を求めているとされる。

 なおNCCの統計によると、光ネットサービスの利用者はほぼ100%中華電信のサービスを利用しており、その数282万1,000件。うち50Mbps以上(100Mbpsを含む)のサービス利用者は100万3,000件だ。100Mbps以上の光ネットサービス利用者はケーブルテレビ(CATV)業者による利用者約50万件を加えても、ネットユーザー全体の10%程度にとどまり、今後普及に向けた対策が求められそうだ。