ニュース 社会 作成日:2013年7月1日_記事番号:T00044473
新生児の男女比率がバランスを失う傾向が強まっていることを受け、行政院衛生署はこのほど、「遺伝診断」目的で妊婦から採血を行い、胎児の性別を診断する行為を禁止する方針を固めた。早ければ2カ月以内に実施する。29日付中国時報が伝えた。
自然な状況で、新生児の男女比率は女児100人に対し、男児106人となるが、台湾では昨年、男女比率が女児100人に対し、男児107.4人、今年1~5月には同じく108人となり、男児が不自然に多い状況が強まっている。背景には「男尊女卑」の観念で、胎児が女児と判明した場合、人工妊娠中絶を行う妊婦が少なくないことがある。
このほか、衛生署国民健康局(国健局)によれば、第3子で特に男児が多い傾向が目立つことも分かっている。
衛生署の許銘能副署長は「現行法では、採血による胎児の性別判断を禁止していないが、新たに違法項目に含める方針が固まった。詳細は各界と協議を進めることになる」と説明した。
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