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法定労働条件違反、長距離バスの国光客運が最悪


ニュース その他分野 作成日:2013年7月1日_記事番号:T00044478

法定労働条件違反、長距離バスの国光客運が最悪

 2011年7月の労働基準法改正に基づき、台湾の地方自治体が公表している法定労働条件違反企業リストを集計したところ、長距離バス大手の国光客運の違反件数が最多だったことが蘋果日報の集計で分かった。


国光客運のある従業員は、渋滞などで遅れが生じても残業代はもらえないと嘆いた(29日=中央社)

 同紙は過去1年に公表された930社、1,859件の違反ケースについて分析した。違反件数は1年目の2.5倍に増えた。

 違反企業上位5社はいずれもサービス業で、最多は国光客運の11件だった。内容は上限を超えた時間外労働、時間外手当の不支給などだった。2位タイには量販店のカルフール(家楽福)と台北市の駐車場運営会社の誠世企業が10件、4位タイには既に営業を停止した飲料業者、紅景天養生御品と全家便利商店(台湾ファミリーマート)が9件でそれぞれ並んだ。

 行政院労工委員会(労委会)は「違法業者は既に地方自治体から2万~30万台湾元(約7万〜100万円)の行政罰を受けている。違法行為が最も深刻な旅客輸送業、量販店は今年も個別検査の対象になる」と説明した。