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自由貿易モデル区、南港を先行指定へ【表】


ニュース その他分野 作成日:2013年7月1日_記事番号:T00044480

自由貿易モデル区、南港を先行指定へ【表】

 経済部は馬英九政権が推進する「自由経済モデル区」のうち、第1期では産業協力分野で少なくとも3カ所の産業園区をボーダーレス協力、製造業とサービス業の融合などを目指す「産業協力モデル地区」として位置付ける方針だ。このうち、台北郊外の南港軟体工業園区については、先行してモデル地区に指定し、外資の知的財産権(IP)管理会社を誘致したい構えだ。1日付工商時報が伝えた。

 産業協力モデル地区は、自由経済モデル区に隣接する加工輸出区、ソフトウエア園区、工業区などの産業園区から選ばれる。南港軟体工業園区は既にソフトウエア、デジタルコンテンツ、バイオテクノロジーなどの分野に強みを持ち、研究開発(R&D)や知的財産権に関する拠点も集約されており、モデル地区への転換が容易と判断された。

 経済部関係者は「いずれの産業園区もボーダーレス協力となり得るが、R&D拠点を誘致するには、有力な産業クラスターが必要になる」と指摘した。

 経済部はまた、中台間の経済特区の連携にも前向きで、相互投資や合弁会社の設立、中国市場の共同開拓などを念頭に置く。