ニュース 石油・化学 作成日:2013年7月1日_記事番号:T00044490
石油化学大手の李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)はコスト競争力向上に向け、中台4工場でボトルネック除去や生産ライン拡張などの生産拡大計画を始動した。29日付工商時報が報じた。
台湾では、高雄工場にメタノール工場を建設して生産コストを引き下げ、競争力を高める。また、高雄林園工場はアセトン(DMK)からプロパノール(IPA)を製造する設備およびメタノールの製造設備を導入する計画だ。
一方、中国では鎮江工場(江蘇省)でジメトキシメタンからホルムアルデヒドの製造を推進し、メタノール、ジイソブチルケトン(DIBK)工場を建設し、メチルイソブチルケトン(MIBK)工場を拡張する計画で、生産能力を既存の2万4,000トンから5万トンまで高める。
恵州工場(広東省)は、テレフタル酸(TPA)の生産ラインを1本増設して3本体制とする計画だ。7月に試験生産、9月の正式稼働を予定する。これにより同社のTPA年産規模は20万トンから30万トンに拡大。世界のTPA生産規模も2割拡大することになる。李謀偉董事長は、昨年は中国でTPE供給が逼迫(ひっぱく)して価格が大幅に上昇し、今後も需要が見込めるとの見方を示した。
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