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中華映管の董事会、コンパルが全面撤退


ニュース 電子 作成日:2013年7月1日_記事番号:T00044493

中華映管の董事会、コンパルが全面撤退

 中堅液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)は28日に開催した株主総会で董事の改選を行い、第2株主であるノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)が董事会から役員を引き揚げた。29日付中国時報が報じた。

 このほか株主総会では純損失117億7,000万台湾元(約390億元)となった昨年の業績を承認した。累積赤字額は436億3,600万元となり、損失を補塡(ほてん)するため60億元を上限とする資金調達を行うことを決議した。

 中華映管の林蔚山董事長はこの日、「6月は赤字額が大幅に減少しており、7〜8月には黒字転換が期待できる」と語り、粗利益率について第1四半期は2.36%のプラスに転じており、第2四半期はこれをさらに上回ると強調した。また林盛昌・同社総経理は「今年はタブレット型PC向け出荷が倍増する」との見通しを示した。

 ただ株主からは「会社は毎回、もうすぐ黒字化すると言いながら一向に実現しない」と不満の声が上がり、中華映管の株価も同日ストップ安となり、終値は1.77元となった。