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台湾ファウンドリー産業、Q3は業界全体がフル稼働


ニュース 電子 作成日:2013年7月1日_記事番号:T00044497

台湾ファウンドリー産業、Q3は業界全体がフル稼働

 スマートフォンやタブレット型パソコンの力強い需要を背景に、台湾ファウンドリー産業では第3四半期、台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)の2大メーカーの稼働率が100%に達するのみならず、世界先進積体電路(VIS)、漢磊科技(エピシル・テクノロジーズ)といった中堅メーカーも期末まで受注が埋まっており、同期は業界全体がフル稼働となる見通しだ。1日付工商時報が報じた。

 同紙によると、台湾ファウンドリー業界全体が一斉にフル稼働となるのは、インテルがモバイルPC向け「セントリーノ」を発売してノートPC販売が爆発的に増えた2004年以来だ。

 今年第1四半期、ファウンドリー業界は既にオフシーズンながら高い需要を維持していた。しかし販売好調なモバイル製品はハイエンド機種が中心だったため、供給不足は先進製造プロセスの製品にとどまり、成熟プロセスは低い稼働率が続いていた。

 しかし第2四半期に入り、中低価格モバイル製品の需要が力強い伸びを見せ始め、TSMC、UMC、VISは6月にフル稼働に達した。

 ただ業界関係者は、「第4四半期の需要見通しは不透明なため、各社とも生産能力拡充には慎重姿勢を崩していない」と指摘している。