ニュース 家電 作成日:2013年7月3日_記事番号:T00044538
3日付蘋果日報によると、鴻海精密工業(フォックスコン)がパナソニックと液晶テレビについて交渉中で、受注はほぼ確実との市場観測が出ている。パナソニックは当初、液晶テレビブランド全てを鴻海に任せる考えだったが、幹部の交代で単なる生産委託に方針が変わったようだ。
鴻海の邢治平広報担当は、大型テレビが中台でよく売れており、複数の販路戦略を採っているため、日韓大手などいずれの顧客とも提携の可能性はあるが、特定の顧客については営業秘密で回答できないと述べた。
液晶テレビ市場が飽和に近づく中、特に日本ブランドは出荷量と市場シェアが年々下がっており、コストと利益率から近年は外部への生産委託に積極的だ。
鴻海はソニー、シャープに続き、パナソニックからも受注となれば、シャープと合弁の堺ディスプレイプロダクト(SDP)の液晶パネルを利用できる。鴻海は60インチ液晶テレビ用パネル換算で年間300万枚を消化する必要がある。
鴻海の今年の液晶テレビ出荷台数は900万~1,000万台と、冠捷科技(TPVテクノロジー)の2,000万台に次いで2位となるの見通しだ。観測によると、郭台銘・鴻海董事長は提携を狙い、何度も宣建生TPV総裁を訪問しているという。
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