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行方不明の日本人観光客、3日ぶりに無事保護


ニュース 社会 作成日:2013年7月8日_記事番号:T00044603

行方不明の日本人観光客、3日ぶりに無事保護

 新北市立黄金博物館(新北市瑞芳区)をツアーで訪れた鈴木節兵衛さん(78歳)が2日午後から行方が分からなくなっていたが、5日午後2時ごろ、水ナン洞(ナンはさんずいに南)付近の山間部で近くの旧銅製錬工場の警備員に発見され、無事に保護された。鈴木さんは意識があり命に別状はないものの、現在基隆市の長庚医院で治療を受けている。6日付聯合報などが報じた。


鈴木さん(中)は簡単な中国語ができ、発見した警備員に中国語で「とてもうれしい」と答えた(5日=中央社)

 鈴木さんは黄金博物館を訪れた際、「館内は広いし、階段が多いため、休憩コーナーで休む」とガイドに伝えた。集合時間になっても鈴木さんが現れなかったため、旅行会社が同日夜、警察に通報した。新北市の警察、消防や民間団体の延べ230人以上が出動し、捜索に当たっていた。

 劉栄雄・鼻頭派出所長が鈴木さんの話を整理したところによると、黄金博物館から徒歩で観光地、九フン(フンはにんべんに分)に向かった後、無料のバスに乗車して黄金博物館を経由し水ナン洞に到着、散策中に溝に落ちた。衣服は乾かしている間に飛ばされて、ポケットに入れていた所持金2,000台湾元(約6,700円)も失った。警察によると、携帯電話は持っておらず、山中の水を飲んで飢えをしのいでいたという。