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中国出身配偶者の政党、国民党と連携へ


ニュース 政治 作成日:2013年7月8日_記事番号:T00044606

中国出身配偶者の政党、国民党と連携へ

 中国出身の配偶者で構成する政党「中華生産党」が2016年の立法委員選挙を見据え、与党国民党と連携し、立法院進出を狙っていることが分かった。8日付自由時報などが伝えた。

 2010年2月に結党された中華生産党は、同年3月に内政部に政党登録を終え、今年6月現在で3万2,000人の党員を抱えているという。昨年の立法委員選挙では2万人を動員し、台湾全土で国民党への投票を呼び掛ける運動を行った。

 福建省出身の盧月香主席(47歳)は「既に仲介者を通じ、国民党黄復興党部(退役軍人とその家族で構成する党組織)に接触している。もし国民党が中央レベルで『新住民委員会』の設置に同意し、比例区で中国出身配偶者の候補を安全ライン以内に推すならば、我々は全力で国民党が総統選、立法委員選で勝利できるように支持していく」と述べた。その上で、全党員が国民党に入党することもあり得るとし、8月までに結論が出ることに期待感を示した。

 盧主席は「政府や社会にはまだ中国出身の配偶者にさまざまな差別があるほか、不公平な制限も存在しており、政党による政治参加だけでは不足だ。選挙に候補を擁立し、議会に進出してこそ、公平で合理的な待遇を勝ち取れる」と強調した。

 一部には中華生産党が国民等を支持する見返りに立法院での1議席配分を求めているとの報道もあるが、国民党関係者は「あり得ないことだ」と否定している。