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6月輸出8.6%増、下半期成長に手応え


ニュース その他分野 作成日:2013年7月9日_記事番号:T00044658

6月輸出8.6%増、下半期成長に手応え

 財政部が8日発表した貿易統計によると、6月の輸出総額は264億8,000万米ドルで、前月比0.5%増、前年同月比8.6%増の予測を上回る成長を見せた。財政部は、比較対象の昨年が低調だった側面はあるものの、上半期通期で1,504億8,000万米ドル、前年同期比2.4%増の成長を遂げ、回復の兆しが見え始めたと分析。下半期は例年輸出が伸びる時期に当たるため、上半期以上の成長率に期待が持てると説明した。9日付経済日報などが報じた。

先進プロセスがけん引へ

 予想を上回る成長を遂げた要因について財政部は、輸出全体の約3割を占める電子製品が75億7,000万米ドルと6月として過去最高、単月としても過去3番目に高かったことを挙げた。70億米ドル台の大台は4カ月連続だ。台湾メーカーは先進製造プロセスの生産能力拡充に注力しており、第2四半期の資本設備輸入額はここ8四半期で最高の100億4,000万米ドルに達した。上半期では前年同期比8.8%増、特に半導体生産設備は14.8%と大幅に成長していることから、下半期の電子製品輸出額をさらに押し上げるとの見通しを示した。 

 なお、6月輸出で最大の伸び幅を見せたのは鉱物製品で、前年同月比39.4%増の21億3,000万米ドルだった。主要輸出製品のうちマイナス成長だったのは機械製品(17億1,000万米ドル、同2.2%減)と基本金属およびその製品(22億5,000万米ドル、同0.8%減)で、機械製品は9カ月連続のマイナス成長となった。円安で日本製品との価格差が縮まっていることや、韓国との競争激化が原因だ。

米国向け不調、アジアは好調

 主要地域別では、米国向けが27億4,000万米ドルで同3.1%減と唯一のマイナス成長だった。携帯電話の米国向け輸出が約3割減少したことが足を引っ張った。ただ、葉満足・財政部統計処長は携帯電話の輸出はそれでも安定しており、「心配無用」と語った。

 また、日本向けは円安を追い風に17億米ドル(同9%増)と過去2番目に高かった。電子製品は29.1%、情報通信機器は79.1%の大幅増だった。東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国向けも同じく過去2番目に高かった。

 下半期の展望について葉統計処長は、「上半期を上回る」と楽観的な見方を示した一方で、中国の経済成長減速や国内生産比率上昇が台湾の輸出に大きな影響を及ぼすと指摘した。中国(香港を含む)は台湾の輸出比率の約4割を占める。中国と韓国は液晶テレビ、液晶パネル、タブレット型パソコンの生産を強化、また中国は近年化学、基本金属、プラスチック製品などの生産拡大を図っており、台湾製品の輸出を圧迫する可能性がある。

輸入もプラス成長に

 一方、6月の輸入総額は232億3,000万米ドルで、前月比6.1%増、前年同月比6.8%増だった。2カ月連続の前年比マイナス成長からプラス成長に転じたものの、上半期は1,358億8,000万米ドル、前年同期比0.3%の微増にとどまった。

【図】【表】