ニュース 金融 作成日:2013年7月10日_記事番号:T00044686
金融監督管理委員会(金管会)は9日、台新商業銀行がクレジットカードの情報システムを単一業者に委託するという違反行為があり、改善措置も講じられていないとして、600万台湾元(約2,000万円)の罰金処分を下した。金管会は「重大な過失が改善されるまでは、銀行関連の投資案件を処理しない」とし、今回の違反行為が改善されるまで、台新金融控股による彰化銀行合併は事実上不可能となる。
金管会によると、台新銀は台新金控の呉東亮董事長が経営するシステム会社「経貿聯網科技」にクレジットカードの情報システムを外部委託していた。銀行がクレジットカード情報システムを外部委託するのは異例で、契約期間も5年間と長期だった。
10日付中国時報によると、台新銀のクレジットカード発行枚数は、台湾銀行業界で3位となっている。金管会銀行局は、台新銀がシステムの外部委託を公表していなかったことに加え、万一システムにトラブルが生じた場合の対処計画を定めておらず、リスクが同行の負担し得る範囲を超えていると処分理由を説明した。
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