ニュース 農林水産 作成日:2013年7月11日_記事番号:T00044693
ニュージーランドとの経済協力協定「台紐経済合作協定(ANZTEC)」が10日に締結され、豚肉、花卉(かき)、サクランボ、リンゴなどニュージーランド産農産物1,312品目の台湾輸入に即時ゼロ関税が適用され、その他479品目(米類を除く)についても段階的にゼロ関税まで引き下げることとなった。これを受けて行政院農業委員会(農委会)は、台湾農業の生産額に年間25億~35億台湾元(約82億〜115億円)減のダメージが及ぶと試算した。うち畜産業が7割を占める。11日付自由時報などが報じた。
農産物の輸入関税撤廃は台湾農業への影響を考慮し、米類11品目は対象外、▽牛肉▽キウイ▽ジャガイモなどは2~8年かけて段階的にゼロ関税化する。また、液体乳製品や漢方薬として使用される鹿茸(ロクジョウ)など9品目は一定輸入量内はゼロ関税、これを超える場合は課税するという措置を取り、12年をかけて段階的に関税を撤廃する。
深刻な影響を受けるとみられる畜産業界からは、「政府は市場を開放する品目や関税撤廃のプロセスについて業界にまったく事前説明することなく秘密裏に進め、台湾農業を犠牲にした」と批判の声が上がった。
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