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マザーボード各社、サーバー向け・組込製品に活路


ニュース 電子 作成日:2013年7月11日_記事番号:T00044708

マザーボード各社、サーバー向け・組込製品に活路

 世界的なパソコン市況の低迷に伴い、自作(DIY)PC産業の需要も低迷する中、華碩電脳(ASUS)、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)、微星科技(MSI)といった自社ブランドのマザーボードを展開するメーカーは、出荷量維持に向け、サーバー用や組み込み式マザーボードに注力している。また最近、インテルがサーバー用マザーボード事業から撤退するとの観測が出ており、各社が振り替え受注の獲得に全力を挙げている。11日付電子時報が報じた。

 同紙によると、昨年のブランドマザーボード出荷量は世界で8,000万枚前後だったが、今年は同7,500万枚に落ち込むと予測されている。

 こうした中、多くのマザーボードメーカーはPC向けの低迷を補うため、新たな出荷先の確保を急いでおり、クラウド・コンピューティングの普及を背景に需要が高まっているサーバー向けや、POSシステム、シンクライアント、ゲーム機用組み込み式マザーボードなど新たな応用製品の重要性が高まっている。

 マザーボード業界関係者は「サーバー用や組み込み式マザーボードはPC向けに比べ市場規模が小さく、受注量も大きくないが、利益率が高いため、台湾のマザーボードメーカーの生き残りを左右する重要な製品となっている」と指摘している。