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エイサー、6月は4割増収


ニュース 電子 作成日:2013年7月11日_記事番号:T00044709

エイサー、6月は4割増収

 宏碁(エイサー)が10日発表した6月の連結売上高は374億2,300万台湾元(約1,240億円)で前月比42.2%増と、台湾ノートPCメーカーで最も高い伸びとなった。第2四半期は895億900万元で前期比2.5%減と、華碩電脳(ASUS)の同13%減ほどは落ち込まなかった。11日付工商時報などが報じた。

 エイサーの6月大幅増収は、台北国際電脳展(台北国際コンピューター見本市、コンピューテックス)で発表した世界初のWindows8搭載タブレット型PC「アイコニアW3」や低価格タッチパネル搭載ノートPCなど新製品の出荷増が理由のようだ。消費者が新製品の発売を待つ期間を短縮するため、同社は発表後1~2カ月以内に全て市場に投入する戦略に変更したとみられている。

 また王振堂董事長は、エイサーは低価格イメージ、出荷量重視から脱却し、ミドルエンド以上の構成比を高めると強調した。以前はローエンド機種が8~9割を占めたが、現在は7割余りまで下がり、今後2~3年でローエンドを6割に引き下げ、ハイエンド1割、ミドルエンド3割を目標にする。