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性転換で結婚した男性カップル、パートナーも手術して無効に


ニュース 社会 作成日:2013年7月12日_記事番号:T00044714

性転換で結婚した男性カップル、パートナーも手術して無効に

 台湾の民法には「婚姻は男性1人と女性1人によるものでなければならない」との規定がある。しかし昨年10月、ある男性カップルの結婚が認められた。その3カ月前にカップルの1人が性転換手術を受けて身分証の性別も女性に変更となったためで、2人は晴れて夫婦となった。しかし、それから半月もたたないうちにカップルのもう1人も戸籍上の性別が女性となったため、内政部によって結婚が取り消されてしまった。

 今回結婚を取り消された呉伊テイ(テイは女へんに亭)さんと呉芷儀さんのカップルは「政府は性別の多様性を認めるべきだ」などと訴えており、2人を支援する尤美女・立法委員(民進党)も「結婚して子供を設けた夫婦の夫が後に性転換したが、結婚は取り消されていないケースがある」と指摘し、内政部の対応を批判している。

 しかし内政部戸政司の蘇清朝副司長は「結婚の登記を行う前に2人とも性転換手術を受けており、既に女性になっていたため、婚姻は無効と判断した」と説明した。

 また弁護士からも「議論の余地はあるが、同性による結婚に法的な抜け道を作らないためにも今回の措置は必要」と内政部の対応を支持する声が出ている。

 蘋果日報の記者から「法律の抜け道を利用して結婚しようとしたのか」と質問されたカップルの2人は「結婚するためにはほかに方法がなかった」とこれを認め、「私たちはただ結婚したかっただけなんです」と強調した。

 なお2人は今後、結婚登記の有効を訴え、行政訴訟の手続きを進める予定で「そこで結婚が無効と言われても、最後の手段となる大法官(憲法判断を行う裁判官)まで争う」と語った。

 今回の行動について「後悔しているか」と聞かれた2人はきっぱりと「していない」と答え、「犠牲はあったけどそれを上回る自由を得た」と語った。