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筐体のキャッチャー・巨騰、ノートPC向け売上比が縮小


ニュース 電子 作成日:2013年7月15日_記事番号:T00044755

筐体のキャッチャー・巨騰、ノートPC向け売上比が縮小

 ノートパソコン市場の成熟に伴う成長の鈍化を受けて、部品サプライヤーがタブレット型PCやスマートフォン向けの受注獲得を積極化する中、筐体(きょうたい)大手、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)と巨騰国際控股(JT)でもハンドヘルド型デバイスの売上構成比が拡大している。業界関係者によると、ハンドヘルド型デバイス用部品の単価は低いが、粗利益率は高く、受注量を高めることができればノートPCを上回る利益獲得が期待できるという。15日付電子時報が報じた。

 キャッチャーのノートPC向け売上高構成比は現在40%まで低下しており、ハンドヘルド型デバイスが既に成長の鍵を握る製品となっている。一方、巨騰国際も下半期からのタブレットPC、スマートフォン新製品向けの出荷開始とともにノートPC向け売上高構成比が目に見えて縮小している。なお同社のタブレットPC向け売上高構成比は昨年の4〜5%から現在、20%まで急速に拡大している。

 また巨騰国際のタブレットPC向け事業では、8月前後からアマゾン・ドット・コムの「キンドル・ファイアHD」、グーグルと華碩電脳(ASUS)のダブルブランド製品「ネクサス7」の新機種、さらにマイクロソフトの「サーフェス」に供給すると観測されている。