ニュース 電子 作成日:2013年7月15日_記事番号:T00044760
電子ペーパー最大手、元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)は、第2四半期の経営不振で、赤字拡大が懸念されているが、第3四半期はアマゾン・ドット・コムのキンドルや、楽天のkobo(コボ)など電子ブックリーダーの新機種発売を受け、7月以降の電子ペーパー出荷量が回復すると見込まれている。13日付工商時報が伝えた。
同社は今年第1四半期に赤字に転落していた。6月の売上高は9億8,200万台湾元(約33億円)で前月比14.65%減、前年同月比35.57%減だった。今年上半期の売上高は83億600万元で前年同期比0.09%減となり、市場では第2四半期に赤字幅が拡大することが確実視されている。
同社は電子ブックリーダーの市場規模が今年は全世界で2,000万台規模を維持すると見込んでいる。今年の電子ブックリーダー市場は、タブレット端末のように全面フラット設計で、タッチパネルを搭載したものが主流となっているという。
また同社は市場動向に対応し、タッチパネル機能を備えた電子ペーパーソリューションを投入し、製品単価を引き上げるとともに、中国・揚州工場の生産能力を増強した。
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