ニュース 電子 作成日:2013年7月16日_記事番号:T00044787
アップルはこのほど、次世代のモバイル機器に搭載されるアプリケーション・プロセッサー(AP)のうち、14ナノメートル製造プロセスによる「A9」プロセッサーを韓国・サムスン電子に発注する契約を結んだもようだ。韓国経済新聞(電子版)が業界関係者の話として伝えた。
サムスンは2007年からアップルにAPを納品してきたが、スマートフォンやタブレット端末をめぐる両社の特許紛争を受け、来年発売される「iPhone6(仮称)」に搭載される「A8」プロセッサーは、アップルが意図的にサムスンへの発注を避けたため、台湾積体電路製造(TSMC)が20ナノメートル製造プロセスで受注に成功していた。
今回の契約で、TSMCによる受注は1世代止まりとなり、アップルは再びサムスンに接近した格好だ。
業界関係者は「アップルはサムスン、TSMC、インテルをそれぞれ評価した上で、サムスンを選んだ。サムスンのAPを搭載しなければ、同社のスマートフォンとの競争が困難になると判断したものだ」と指摘した。
14ナノメートル製造プロセスによるA9は、A8よりも性能が40%以上向上する。APは通常生産開始から1年半前に契約が結ばれ、A9は15年後半に発売が予想される「iPhone7(仮称)」への搭載が予想されている。
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