ニュース 社会 作成日:2013年7月17日_記事番号:T00044794
日本と台湾の鉄道には「姉妹駅」締結が予定されている「松山駅」をはじめ、「板橋駅」、「桃園駅」、「岡山駅」など同名の鉄道駅が30カ所も存在する。これに目を付けた交通部観光局がこのほど、日本に鉄道ファンが多いことなども考慮して台湾鉄路(台鉄)との提携による日本人観光客をターゲットとした「台湾鉄道スタンプラリー」を企画している。
同企画は下半期中のスタートを予定しており、企画に合わせて台鉄はスタンプラリー対象駅構内に駅長人形とスタンプ台を設置し、スタンプを全て集めた旅行者には鉄道関連グッズを、「大橋」など日台同名駅と同姓の旅行者にもプレゼントを贈呈する計画だ。
なお同企画に関連して観光局東京事務所の江明清主任は、近日中に日本の鉄道協会関係者を台湾に招へいし、旅行ルートの設定を行うほか、図に従って旅行を楽しめるようなハンドブックの作成も予定している。この鉄道スタンプラリー企画は、8月に日本の鉄道雑誌で紹介されることになっており、注目が集まりそうだ。
さらに台鉄の范植谷・管理局長は、「台湾の鉄道沿線には日本時代の歴史的遺物が数多く残されている」と指摘しており、周辺エリアにも集客効果を期待しているようだ。
このほか台鉄の平渓線(新北市)と日本の江ノ島電鉄(神奈川県)が今年提携を結び、互いの使用済み1日乗車券を持参すると相手方の路線に無料で乗れるというサービスを5月から始めたり、黒部峡谷鉄道(富山県)と阿里山森林鉄路(嘉義県)も4月に提携を結び、提携デザイン切符を販売するなど、鉄道を通じた日台交流が盛り上がりを見せている。
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