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市販野菜に毒性強い農薬残留、グリーンピース調査


ニュース 農林水産 作成日:2013年7月17日_記事番号:T00044798

市販野菜に毒性強い農薬残留、グリーンピース調査

 国際的な環境保護団体、グリーンピースはこのほど、台湾の従来型市場で野菜102点のサンプルを採取し、検査を行った結果、51点で農薬の残留が見つかり、うち16点は基準値を超過していることが判明したと発表した。毒性が強い農薬は9点から検出され、そのうち4点は基準値を超えていた。17日付中国時報が伝えた。


グリーンピースの謝易軒・農業・食品安全専案主任は、販売者も消費者も政府の農薬管理に信頼を置いていることが調査中に感じられたが、こんなにも残留農薬が検出されてしまったと語った(グリーンピースリリースより)

 毒性が強い農薬は桃園市で販売されていた小白菜からオキサミルが基準値の12倍の濃度で検出された。その他の農薬でも、台北市で販売されていた「A菜」で農薬の残留量が基準値の15倍に達していた。

 カイラン、小白菜、ブドウ、パプリカなどでは、5~7種類の残留農薬が検出されたケースがあった。

 グリーンピースは「台湾では農薬の過剰使用が直ちに解決されるべき問題だ。行政院農業委員会(農委会)は7月から毒性が強い農薬10種類の使用を禁止したが、依然24種類が現在も合法的に使用できる。うち10種類では欧州では使用が禁止されている」と指摘し、農委会に国際基準に沿った農薬使用禁止措置を求めた。