ニュース 商業・サービス 作成日:2013年7月17日_記事番号:T00044802
遠東集団(ファーイースタン・グループ)が中国四川省の成商集団と合弁で展開している太平洋百貨成都春熙店で、建物を保有する成商集団が15日未明に店舗を強制的に接収した問題をめぐり、遠東集団と成商集団の対立は解消せず、16日も店舗は閉鎖状態が続いた。17日付工商時報が報じた。
遠東集団の中国小売部門、太平洋中国控股は16日、「成商集団は公然と財産権や経営権を不法に侵害した」と指摘し、現地当局がいかなる対応も取らないことに抗議した。
一方、成商集団は店舗の営業を引き継ぐ準備を進めているもようで、成商集団の夏継明副総経理が「早期に(合弁会社の成都太平洋百貨を)清算したい」と述べ、清算後は「茂業百貨春熙店」として営業を継続し、従業員の雇用も維持する考えを示した。
成商集団は、現在の契約に基づく店舗賃料が周辺の相場より安いことに不満を抱いていたとされる。
双方は17日以降も、成都市政府、国務院台湾事務弁公室(国台弁)などの仲立ちで交渉を続けることにしているが、主張の隔たりは大きく、事態打開のめどは立っていない。
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