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台塑Q3に3割増益も、原油価格高騰など好影響


ニュース 石油・化学 作成日:2013年7月17日_記事番号:T00044803

台塑Q3に3割増益も、原油価格高騰など好影響

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は第3四半期、40億台湾元(約130億円)以上の純利益を上げ、前期比で3割の増益を達成するとの観測が証券会社より出ている。米国子会社フォルモサ・プラスチックスUSA(FPC USA)のテキサス工場が、早ければ今期中にシェールガスを100%使用してエチレン生産を開始し、生産コストを約50%軽減できるほか、▽ポリエチレン(PE)、ABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)など各種石化製品の需要期を迎える▽最近の国際原油価格の上昇に伴う石化製品価格の高騰──などが主因だ。17日付経済日報が報じた。

 また台湾中油(CPC)の新第6ナフサプラント(新六軽)が8月に試験生産を開始する予定で、証券会社は、これにより台塑の仁武工場(高雄市仁武区)、林園工場(高雄市林園区)でプロピレン、エチレンの調達コストが年間1億6,000万元軽減できるとみている。現在、プロピレンは台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)からタンクローリーで雲林県麦寮から輸送、エチレンは輸入に頼っている。