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ノートPCタッチモジュール価格、25ドルに下落も


ニュース 電子 作成日:2013年7月17日_記事番号:T00044813

ノートPCタッチモジュール価格、25ドルに下落も

 市場調査会社のディスプレイサーチによると、ノートパソコン向けタッチパネルモジュール価格が14インチで、現在の約50米ドルから30米ドルに値下がりする見通しだ。今後、供給メーカーが増加すれば25米ドル前後まで下落する可能性もあり、その場合、PCブランドがタッチパネル搭載意欲を高めるとみられる。17日付電子時報が報じた。

 タッチモジュール価格の下落見通しの背景には、タッチパネル搭載ノートPCの需要が伸び悩んでいることから、マイクロソフトがタッチパネルの規格、設計条件を緩和したことで、より低価格のタッチモジュールの採用が可能になったことが挙げられる。

 マイクロソフトは、タッチパネル機能に初めて対応したOS(基本ソフト)「ウィンドウズ(Windows8)」の発売当初の規定では、ベゼルとディスプレイに高低差を設けたPCの場合、間に20ミリの境界を設けることとしていた。しかし、ブランドメーカーはPCサイズが大きくなるとして、採用を控えた。これを受けて今年第1四半期に、高低差をなくした上でなら、ディスプレイの外枠をベゼルと境界を含め20ミリ以上とするよう緩和した。これを受け、OGS(カバーガラス一体型)タッチパネルより20%のコストカットに成功した友達光電(AUO)の統合型タッチパネル製品「eTP」が採用可能になった。

 また、第2四半期には高低差がある場合でも、境界は最低5ミリまで縮小可能とした。これにより、eTPよりさらに5~10%割安の群創光電(イノラックス)の「innotouch」が採用されるようになった。