ニュース 電子 作成日:2013年7月17日_記事番号:T00044815
半導体設備業者によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、南部科学工業園区(南科)の「Fab14」で、第7期および第8期の工場拡張スケジュールを加速するもようだ。同社は第3四半期中にアップルの次世代iPhone、iPad向けのアプリケーション・プロセッサー(AP)「A7」の出荷を開始し、第4四半期に出荷量を大幅に拡大するとみられる。17日付経済日報が報じた。
TSMCは「A7」を20ナノメートル製造プロセスで生産すると観測されている。 Fab14での20ナノプロセスのウエハー投入枚数は、1カ月当たり6,500枚に達しており、第4四半期には1万枚を超える見通しだ。また、新竹科学工業園区「Fab12」では、16ナノで2014年第1四半期に予定を前倒しで試験生産を開始、下半期の量産を予定している。初期のウエハー投入枚数は1カ月当たり1,200枚を見込んでいるという。
アップルはこのほど、14ナノメートル製造プロセスによる「A9」を韓国・サムスン電子に発注すると報じられたが、台湾の半導体業界関係者は、「アップルは生産委託先を分散するはずで、サムスンが全量を受注するわけはない。両社の間には依然争議があり、TSMCが十分な供給能力を確保すれば、サムスンはアップルにとって選択肢の一つにすぎなくなる」と指摘した。
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