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銀行の営業税、撤廃10年後に先延ばし


ニュース 金融 作成日:2007年12月20日_記事番号:T00004482

銀行の営業税、撤廃10年後に先延ばし


 金融再建基金(RTC)が破たん金融機関の処理を進めるため、預金保険基金から拠出する資金が急増している。これに伴い、預金保険基金の規模を2,000億台湾元(約7,000億円)まで増強する目標年限が従来の7年から10年以上に先延ばしされ、銀行に対する営業税撤廃も10年以上先となる可能性が高まった。20日付経済日報が伝えた。

 金融当局によると、銀行に課されている営業税は、RTCと預金保険基金の財源をまかなうことが目的となっており、預金保険基金の規模が目標値に達した段階で、営業税が撤廃されることになっていた。

 しかし、RTCが先週、中華商業銀行をHSBCに売却する過程で、注入する公的資金474億元が不足し、初めて預金保険基金を取り崩すなど、同基金の増強は遅々として進んでいないのが現状だ。