ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アップルのQ3チップ調達、前期比2倍に


ニュース 電子 作成日:2013年7月18日_記事番号:T00044838

アップルのQ3チップ調達、前期比2倍に

 18日付電子時報が海外半導体チップメーカーからの情報として報じたところによると、アップルが第3四半期のチップ調達量を前期比2倍近くに増やしており、スマートフォン「iPhone」およびタブレット型パソコン「iPad」新製品が既に量産段階に入っている状況がうかがえるという。これによりサプライチェーン最上流のファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)にとって、同期業績および高稼働率維持への貢献が見込まれる。

 アップルは2012年第4四半期より今年第2四半期にかけてチップ調達規模を縮小しており、かつてiPhone向けでは1四半期当たり5,000万個を超えていた調達量は現在、2,000万個余りまで減少、iPad向けも1,000万個余りにとどまっている。

 しかしこれまで調達を縮小していたために部品在庫が低下していること、および新製品発売が迫っていることで第3四半期のiPhone向け調達量は4,000万個を超える規模に回復する見通しとなっている。

 なお最近、下半期の景気に悲観的な見方が業界に広がり、クアルコム、ブロードコムなど半導体大手がTSMCへの生産委託量を下方修正するとの観測が伝えられる中、アップルによる調達規模の大幅拡大は、TSMCにとって第3四半期の業績を支える鍵となると業界関係者は指摘している。